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  • 執筆者の写真y*uki

小腸の役割と「進撃の巨人」







本日は


実は身体の中で


かなり大切な臓器である


“小腸”について書いていこうかと思います







皆さん


腸という臓器があるのは


知っているとは思いますが


それが“小腸”と“大腸”


分かれているのは知っているでしょうか?








このように


同じ腸でも


大きく2つのブロックに分かれていて


小腸と大腸では機能が違います







基本的に


小腸の役割は


口から入ってきた食物を


胃から十二指腸にかけて







膵液や胆汁などによって


消化されたものが


運び込まれる場所で


主に栄養素の吸収を担当しています







そして


小腸の何がすごいのかというと


自分にとって


必要なものだけを選んで


吸収することができるのです







消化器というのは


口腔から始まり


胃、十二指腸、小腸、大腸、肛門と


繋がっていますが







実は唯一


「外」と直接繋がっている臓器です







身体の中に


1本の筒があるとイメージしてもらうと


わかりやすいかもしれません







ちくわの方がいいかな?(笑


ちくわの内側の表面も


外と直接つながっていますよね?







なので腸の壁も


外界と直接に接していると考えられます







外界から


口に運ばれてくるものは


食物だけではなく







化学物質


重金属


毒素


ウイルスや細菌など


体内に受け入れたくないものも


たくさん含まれています







なので


消化器系は


口腔を通して入ってくる


外からの異物に対して対抗できるように


免疫機能が強く設定されています







そして


小腸は食物の中から


自分にとって


必要な栄養素を選別し


自己の内側に受け入れるものと


不要なものは排泄するという


選択を行っています







つまり


腸壁というのは


自己と外界との


“国境地帯“としての


大切な役割も持っているのです








ちなみに


この腸壁という


国境地帯の防御壁は


外・壁・内の三枚の防御壁から成り立っています







壁の“外側“には


“常在細菌叢“が存在していて


病原性の微生物などが


防御壁内に侵入しないように


防御しており


防御壁自体に栄養を与えることで


壁の補修工事も行っています







また


防御壁内の免疫細胞と連携することで


安全な食べ物や栄養素などには


無駄に攻撃しないようにもしています







防御壁(腸壁)自体は


通常は必要な栄養素だけを


受け入れるようになっていますが







腸内環境が悪化し


炎症が起きると


防御壁に穴が開いてしまいます







その結果


無駄なものまで


防御壁内に入ってしまうことになる


“リーキーガット症候群”というものになります







それにより病原性の微生物や


アレルギー物質が体内に侵入すると


免疫細胞が暴れて炎症を起こし


様々な症状を引き起こすことになります







ちなみに最近の


アレルギー症状は


ほとんどリーキーガットが絡んでいることが多いです







最後に


防御壁の“内側“を守っているのは


“免疫細胞”です







腸は人にとって


一番危ない最前線の国境地帯であり


外界からの侵入がしやすい場所なので


免疫細胞の約8割くらい


集まっているとされています







免疫細胞は


自分の身体を脅かす


侵入者を攻撃し撃退する役割を持っています







この防御壁の構造を知ると


いつも思うのが


「進撃の巨人」と似ているなと(笑







進撃の巨人は


人類の外敵となる「巨人」から


免れるため大きな「壁」に


囲まれた世界での話なのですが

(気になる人はめっちゃ面白いから見てね)







まず


“防御壁(腸壁)“


“ウォールマリア“ですよね








その壁を守り


時には修復作業を行う


“常在細菌叢“


“駐屯兵団”ですよね








そして


壁の内側で


侵入者と戦う


“免疫細胞”


壁の内地で王を守る


“憲兵団”ですよね









壁に穴を開けられてしまう(リーキーガット)になると


巨人(細菌など)が侵入してきてしまうということですよね








腸内環境は


進撃の巨人の世界観と


繋がりすぎて面白いです(笑







そして


壁外に出て巨人を駆逐しに行く


我らが主役の


“調査兵団”はどこかというと


腸壁だけにいるのではなく


全身に飛び回っている


“残り2割の免疫細胞“でしょうね








まぁ


こんな風に


楽しくイメージでもしながら


身体の構造や役割のことを


学べるとわかりやすいんですけどね(笑







解剖学や生理学の授業とか


こんな風に教えてくれないかしら(笑







小腸の構造や役割としては


わかりやすくするとこのような感じでしょうか







ちなみに


日本語では


物事を頭だけでなく


深く体感を持って理解した時に


「腑に落ちた」と言い







英語では「直感」のことを


「Gutfeeling (腸の感覚)」と表現したりするくらい


腸と意識・感情は大きな関係があります







先ほども述べたように


小腸は


必要なものとそうでないものを


選択するという役割を


持っているとお伝えしました







しかし


それは


食物や細菌などの話だけではなく







情報


知識


人間関係


社会関係


仕事や遊びなど







自分にとって


必要なものを取り入れ


不要なものを捨てていくという


“取捨選択能力”ともリンクしています








小腸が弱っている人は


物理的側面では


身体に有害なものも入ってくるし







精神的側面では


他者と自身の境界線が弱いので


自己認識が明確ではなく


自分の存在がぼやけてしまいやすいです







また


必要以上のエネルギーを使って


情報や人間関係や仕事なども


抱え込みすぎてしまいがちになります







身体的には肥満になったり


心も頭もパンパンに硬くなってしまいます







逆に


自己防衛が過剰になる人もいて


そういう人は


必要なものですら受け入れを拒否し


免疫細胞を使って攻撃を始めます







必要は栄養すら受け取れないと


栄養吸収が悪くなり


食べても太れない体質になります







また


安全なものに対しても


「敵」として攻撃を始めると


アレルギーや免疫疾患となります







つまり


「自分のやりたいことがわからないんです」


「人と会うと疲れるんです」


「自分らしく生きられないんです」


「上手くいかないんです」


とかよく聞きますが







普通に


自分が整っていないだけ


つまり


身体が悪いだけなんですよね(笑







小腸一つとっても


こんなに大事なのです







もし


色々な身体中の構造が崩れていたら・・・


もうわかりますよね







健全な精神は


健全な肉体にしか宿りません







身体が崩れているのに


自分が整っているなんてありえないのです(笑







人はすぐには変わりません


すぐに状態や状況も変わりません







だからこそ


少しづつでも


自分の身体を大切にして


自分の身体を少しずつ癒していく







そんな小さくて


地道なことが


これからの未来を


大きく変えていくのではないでしょうか?










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