この前
施術中に
"足つぼ"って効果あるんですか?
という質問をいただきました
その方は
前に書いた記事で
筋肉は揉むと柔らかくなるどころか
余計に固くなるという記事を見て
↓↓筋肉は揉んでも柔らかくならない?
痛みのある
足つぼは効果あるのかな?
と思ったそうです
ということで
今日は
その時に話した内容を
書いていこうかなと思います
そもそも
足つぼというのは
最近始まったものではなく
紀元前の古代エジプトやインドの壁画に
足を揉んでいる様子が描かれていたり
ネイティブアメリカンが
足裏と臓器の関係性を理解していたり
古くから人々の生活の中で
医療行為として
足をマッサージする行為が行われてきたという
記録が世界各国に残っているそうです
一般的に「つぼ」と呼んでいるものは
東洋医学の「気」の考え方や根拠に基づいています
気というのは
人の身体を根本の部分で
支えている生命エネルギーを含め
自然界のすべてに溢れている
エネルギーのことです
俗に言う
外気
自然・宇宙エネルギー
とかと同じですね
この「気」が巡っている
身体の中の道筋を
「経絡」と呼んでいます
気・血・水の流れを整えて
臓器の働きが滞ることのないように
することで生命を維持することができます
この流れがスムーズならば
健康で身体の調子は良くなりますが
滞ってしまうと様々な不調が現れてきます
つまり自己治癒力が
弱くなってしまうということです
そして
経絡の中でも
神経が集まっている部分があり
それを「経穴」と言います
この経穴がつぼに当たります
つぼは身体中に沢山ありますが
WHOでは正式に361カ所を承認しているそうです
この経絡という流れがあることで
反射区というものが存在します
反射区というのは
例えば
肝臓の調子が悪いときに
右手の親指と人差し指の間の
水かきの部分に圧痛が出たり
盲腸が腫れている時に
スネの上部外側あたりに
圧痛が出たりするものです
経絡の流れの影響もあり
一見関係のない場所に
痛みが出たりするのです
つまり
この反射区を知っていれば
どこの調子が悪いのか?という
身体の状態の評価の一つとして使えるということです
しかし
個人的には
この反射区を刺激しても
あまり根本の問題は緩まないように感じています
質問された時に
「僕も足つぼのことはあまり知らないし
試したことないなぁ」
と思ったので
実際に
質問された方の身体を借りて
実験させてもらうことにしました(笑
今回は
右手の中指の関節が固かったので
それを足裏のつぼから緩めてみようと思いました
足つぼの知識はないので
足の裏を触りながら
右手の中指に1番反応がある場所を探します
今回は
ちょうど右足の中指に反応が強かったため
そこを痛みなどを与えないような
適切な刺激を与えていくと
普通に緩んでしまいました(笑
受けている本人も
「あれ?緩みましたよね?」と
指を触って
少しびっくりされておられました
今回の実験でわかったのは
痛みのあるような指圧は
全く必要がないということ
多分痛みのある刺激は
前の記事でも書いたように
緩むどころか
身体が固くなると思います
よくTVとかで出てくる
激痛足つぼマッサージの人とかは
施術家ではなく
多分罰ゲーム担当の
ただのエンターテイナーだと思います(笑
そして
もう一つわかった事は
当たり前ですが
人によって
「つぼ」の位置は違うということです
一般的に
ツボの位置は調べたら出てきます
僕も全く覚えてなかったので
この実験後に調べてみたのですが
今回僕が刺激を与えた
右足の中指は
副鼻腔と右目のつぼと書かれていました
でも結果的に緩んだのは
右手の中指の関節でした
もしかしたら
副鼻腔とかのズレが
右手の中指に影響を及ぼしていた
可能性はありますが(笑
教科書通りに
「つぼ」を刺激しても
あまり望んだ効果は得られないのかもしれません
結局は
人の身体は
人それぞれなので
答えは人によって違うということです
ただ
一つ共通して言えることは
痛みを伴うような施術は
身体が緩むどころか
余計に固くなってしまう
ということではないでしょうか?
施術を受けている時に
大切なことは
“リラックスができているか?“
それが最も大事なのかもしれません
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