さて、
今回の記事では
人の
生命の
神秘を少しずつ
紐解いていこうと思います
前回の記事で
少し書いた
”自己治癒力”とは
その名の通り
自分で自分の
身体を治す力のことです
この力が
しっかりと
働くことでのみ
人は身体を治すことができます
では
そもそも
自己治癒力(生命力)が
強い状態とは
どのようなものなのか
説明していきましょう
まず
人の身体には
”2つの呼吸”があります
決して、
鬼滅の刃の話ではありません(笑
一つ目の呼吸は
”2次呼吸”というものです
これは
何かというと
いつも皆さんがしている
"肺での呼吸"のことです
しかし、
人だけにとどまらず
生命体には
もうひとつの呼吸、
”1次呼吸”
というものが存在しています
え?
肺以外の呼吸があるの?
とびっくりされる方もいるかもしれません
昔、
お笑い芸人の
間 寛平さんは
「口からおしりの穴までは繋がっている・・・」
「ではおしりの穴からも呼吸は出来るはず・・・」と
おしりの穴で呼吸をする
チャレンジをして笑いをとっておられましたが
その呼吸でもありません(笑
1次呼吸とは
”身体全体の微弱な収縮と拡張”のことなのです
これだけ書くと
もうブログを閉じてしまおうかと
思いますよね(笑
ちゃんと
一つづつ説明していくと
まず
人の身体は
骨盤から頭蓋までが連動し
同じリズムで
目には見えないくらいの
小さな動きで
屈曲と伸展を繰り返す
システムを持っています
このシステムがあることで
身体全体に
収縮と拡張の力(縮こまりと緩み)が生まれます
身体全体が
収縮と拡張を繰り返すことで
ポンプのような機能を果たし、
全身の血液やリンパなどの流れを促して
廃液や栄養の交換などを
しっかりと行うことができます
イメージとしては
スポイトを思い浮かべてもらうと
わかりやすいかもしれません
スポイトのゴムの部分が
収縮と拡張をすることで
水が吸い上げられたり
押し出されたりしますよね?
そのようなことが
1次呼吸(収縮と拡張のシステム)
という形で
身体全体の中で
血液やリンパなどといった
循環を促しているのです
しかし
たとえば
事故や外傷
はたまた精神的なストレスなど
様々な要因から
身体の構造が歪んでしまい
この骨盤から頭蓋までの
1次呼吸の動きが阻害されると
循環障害が起き
自律神経が乱れ
自己治癒力が低下します
すると
慢性的な疲れが出たり
寝ても疲れがとれない
浮腫みが出る
寝つきが悪い
顔色が悪い
などなどの諸症状がでてきます
そしてさらにそれを
放っておくと
どんどん身体の歪みが広がり
自己治癒力が
さらに落ちて行き
取り返しのつかない
大きな病気になったりしていくのです
つまり、
その人の
自己治癒力が強いかどうかは
この1次呼吸の動きの大きさに比例します
なので
僕が施術をするときに
まず最初に
手で触って診るのは
その人の
1次呼吸の動きの確認です
そして
1次呼吸の動きが弱いのであれば
その原因となる
歪み(ブロック)を
探していき
その原因を
最善の方法で緩めていくことで
1次呼吸の動きを引き出していきます
そもそも
自己治癒力が弱っていたら
どんな良い治療を受けようが
どれだけエネルギーを
入れてもらおうが
身体に治す力がないので
根本的には何の意味もないからです(笑
その時は少しくらい楽かもしれませんが(笑
一次呼吸という
身体の
本来在るべき動きが
元に戻り
その人の
循環のシステムが動き始め
自己治癒力が戻ってくることで
始めて
自身の身体を
自分自身で治し始めることができるのです
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